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デザスク報告:「カラダで学ぶデザイン思考」(7/23)
デザスクレポート:「カラダで学ぶデザイン思考」(7/23)
今回のデザスクのテーマは「カラダで学ぶデザイン思考」です。
参加者は中小企業支援者、地域の方、活動家、エンジニアの方などに参加してもらいました。
身体的にデザイン思考を学んでもらうために
ウォーミングアップとして「左脳デッサン」「右脳デッサン」に取り組んでいただきました。
特に右脳デッサンに苦戦する人が多く
焦点を当てずに、全体を見ることが大事とアドバイスがありました。
レクチャー
まず、デザイン思考は「よくする技術」であり、
そのために大事なのは「デザイン態度」だという話からスタート。
デザイン思考はIDEOのティム・ブラウンが提唱したデザイナーの考え方をデザイナーでない人が使えるようにした思考法。
「共感・観察 → 課題定義 → アイデア → コンセプト設計 → プロトタイプ → 検証」のプロセスをぐるぐる回しながら、
解像度を上げていくのがポイント。
大切なのは“思考を止めないこと”と“早めに人に見せること”と稲波校長。
「良いものを出そう」と考えすぎると、動きが止まり、独りよがりになりがち。
他者視点を取り入れることで、思考が進み、プロセスが磨かれていく。
特に信頼関係のある相手(家族など)からのフィードバックは、核心に迫るヒントになるという話がありました。
【ワーク】
今日のワークは実際に手を動かしてやってみました。
「何かの時に飲む器」をテーマに、会社にある段ボールや紙を使って20分でプロトタイプまで実行。
みなさん最初は戸惑っていましたが、短時間で考えながら手を動かしてもらいました。
通勤中に飲める自転車ボトル、会議中にグリーンバックになるボトル、飲める風呂、カレーが飲める器など、
ユニークな発想が次々と形になりました。
さらにその後、参加者同士でブラッシュアップ。
感想や質問をもとに改良を加えることで、「他者と作る」プロセスを体感しました。
感想
・フィードバックしてもらいながらのものづくりはあまりない。もっと実務に取り入れたい。
会社ではデジタルな空間でものづくりをやっているけど、それがいかんのかな?
・デザインのプロセスは企画にも当てはまるのかな。
7割くらいのラフでも意見が早く聞けることが大事かも<
・夢が大きいけど現実にするのは時間がかかる。もっとゆっくりやっていこうかなと思った
まとめ
今回を通して、「思考を止めないこと」「フィードバックの価値」「早くつくって早く見せること」の大切さを実感してもらいました。
体感してもらったのはデザイン思考的なプロセスで、
今日はモノ中心にやったけど、コトでも思考のステップは同じで、いろんなところで使うと考えが進みやすい。
プロセスはどこから始めてもいいけど、回しながら、進めていくことが大事です。
■次回以降のデザスク
①8月5日(火)19:00~21:00 「デザインとブランディング」
https://peatix.com/event/4474325/view
②8月20日(水)19:00~21:00 「ミッションビジョンって何?」
https://peatix.com/event/4474333/view