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デザスク報告:デザインとブランディング」(8/5)
今回のテーマは「デザインとブランディング」。
家具やファッション、ラグジュアリーブランドの事例をひも解きながら、自分たちの価値をどう表現していくかを考える時間となりました。
レクチャー
冒頭では、タイムアンドスタイルやエルメス、ブルネロ・クチネリなどの事例を紹介。
参加者の皆さんでブランドブックを見ながら世界観を体感します。
タイムアンドスタイルは600ページもの無料カタログを通じて世界観を伝え、
エルメスは鞍という祖業をブランドブックで丁寧に示しています。
さらにブルネロ・クチネリは、人間主義的経営や文化活動を通じて「クワイエットラグジュアリー」を体現。
こうしたブランドは商品以上に思想や在り方を大切にしていることがわかります。
ブランディングの歴史をたどりながら、ものづくりの分業から広告、
そして「意味的価値」の時代へと移り変わってきたと校長は言います。
無印のコップとバカラのコップを例に、機能は同じでも「意味」が購買動機になることを例に挙げ、
ブランドにはミッション・ビジョン(骨格)と世界観(血肉)の両輪が必要であり、
対話を通じて自覚を引き出すことが大切になってきます。
対話
今日の対話では、ロゴ制作における「相手に世界観がないとブランディングにならない」というモヤモヤの相談が。
それに対して
「調べるよりも当事者の言葉を聴く方がリアル」
「人間関係を築き、どうでもいい話ができるくらい踏み込むことが大事」といった稲波校長からのアドバイスが。
ブランドは他者の真似ではなく、自分たちだけの唯一の価値をつくる営みだと確認しました。
最後に稲波校長から「ブランディングも人間関係も、自分以外にはなれないという覚悟が大事」との言葉で締めくくられました。
感想
・なんちゃってブランディングって結構ある。ブランディングは1つの覚悟だなと思った
・ブランディングは関係性の中でできていくんだと思った。
・最近やった仕事とリアルに繋げて考えられて学びが深かった
■次回以降のデザスク
①9月1日(月)19:00~21:00 「ミッションビジョンを整理しよう」
https://peatix.com/event/4497767/view
②9月17日(水)19:00~21:00 「デザイン経営を学ぶ」
https://peatix.com/event/4497808/view