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デザスク報告:ミッション・ビジョンって何?(8/20)
今回のテーマは「ミッション・ビジョンって何?」。
初めての参加者も交えながら、講義やワークを通して、ブランドづくりの本質に触れました。
レクチャー
まず稲波校長から「ブランディング」についてのお話。
かつては「うまいこと言って商品を売るための技術」だったのが、
今は「本当にそこにある意味や価値をどうデザインするか」が大切になってきているといいます。
たとえば、無印のコップとバカラのグラス。どちらもコップとしての機能は同じですが、背景にある物語や価値が価格を左右します。
価値のあるブランドには、価値を支える骨格(ミッション・ビジョン)と、血肉となる世界観が欠かせません。
ブランディングはやり方を真似ることではなく、自分たちが社会にどう存在するかを表明すること。
これからの時代は商売をしていい理由を自分たちで語れるかが問われている、とのことです。
レクシャーの後半ではいろんな会社のミッションビジョンやブランディングの方法について紹介。
企業の価値をどう社会と結びつけているのか、いろんなアプローチについて学びました。
ワーク
今回のワークは「好きなブランドを探る」。
それぞれが身近なブランドを取り上げ、そのミッション・ビジョンを調べ、自分が惹かれる理由を共有しました。
「理念が自分の感覚にぴったりで驚いた」
「MVを知るとますます好きになった」
普段何気なく選んでいるもの、自分が惹かれているものの背後に、
確かな理念(ミッション・ビジョン)があることを改めて実感する時間となりました。
ディスカッション
後半では、参加者それぞれが抱えている“もやもや”を共有。
「ボランティア団体でMVを立てようとしたら、かえってコミュニティが崩壊してしまった」という声に対しては、
「ミッション・ビジョンは常に必要ではなく、変化が求められるときにこそ力を発揮するもの」と校長。
また、大学のミッションビジョンについて相談した方には
「歴史ある大学や企業では、過去を薙ぎ倒すのではなく積み重ねを活かすことが大切。足元を見てから未来へ視線を上げることが大事」というアドバイスがありました。
参加者の声
・大好きなブランドの理念を知れてよかった。真似ではなく自分たちの価値を考えたい
・起業支援のときMVの必要性をうまく説明できなかった経験があったけど、今日の話で整理できた
・活動していた団体のミッション・ビジョンがなぜ崩壊したのか、腑に落ちた
■アンケート
事前事後のアンケートを行なっております。




■次回以降のデザスク
①9月17日(水)18:30~20:30 「デザイン経営を学ぶ」
https://peatix.com/event/4497808/view
②10月1日(水)19:00~21:00 「テーマ未定」