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デザスク報告:言葉をデザインする(10/14)
今回のテーマは「言葉をデザインする」。
“まだないものを作ろう”というコンセプトで作られた madanasaso にて開催しました。
参加者の興味も、言葉遣い、言語化、言葉で伝える、言葉を話すこと…と様々。
言葉を起点に、”自分の持っている世界の全体感”を捉えていく時間となりました。
【レクチャー】
言葉で表現することは、自分のかけらが外に出ているということ。
仕事をしていくスタンスの中で、自分というフィルターが何なのかを自覚し、自分がどういう価値観を持っているのか表出させることが大事だと稲波校長は考えています。
そのために、自分が持ってる価値観・世界観を記述し、自分の言葉で全体観を掴むことがポイント。
書いていくことでだんだんと見えてくる。
その時に、言葉を厳密に使うことが大事になってきます。
そして、全体観が分かって、人に伝える時には特別な言葉を使わないことがポイント。
誰しもが体験の中で使う言葉で説明できるかが大事になってきます。
違和感を作ることも大事で、手垢がついたような言葉だと、自分の思っている世界の全体観が伝わりません。
例えば「大根」と「デザイン」を組み合わせた「大根デザイン」のように、当たり前に使われる言葉の組み合わせで、自分だけの価値観を生み出せるかが、テクニックとして大事。
一方で”言葉遊び”ではダメ。
言葉のデザインをするときに、言葉だけで語ることはないので、言葉をどう絵にして、ビジョンをどうモノにできるか。
その結果、思想があることをどう伝えられるかが大事です。

【ワーク】
今回は、自分の価値観・世界観ってなんだろう…というのを、一言で言い切ってみよう!というワーク。
イメージを言語化して、何かの言葉に帰着させる練習をしていきます。
まず全体観を掴んでもらうべく、今大事だなと思っている考えをいろんな言葉や絵で書き出して、ペアの方と共有してもらいました。
次に、出した言葉の中で優先順位が高いものに対して、「なぜそう思うのか?」を深掘り。さらにそこからキーワードを抽出していき、またペアになって言葉をまとめていってもらいました。

最後に、一人ずつのまとめのワーク。出てきたキーワードを組み合わせて、自分なりの言葉が出てきたらいいなと校長からもアドバイスが。
簡単な言葉になったら、最初に出したキーワードから探して補完していき、全体観で自分の大事にしていることを捉えることを意識してもらいました。

一人でひたすら書き出して、ペアで話して、再び一人で深掘りして…と、じっくり取り組んでもらった今回のワーク。
プロセスを理解していると人にも伝えやすくなるので、パッと言葉を作るのではなく、このプロセスも大事にしてほしいと校長は考えています。
【感想】
・ペアの人にダークな部分に光を当ててもらった。
・みんなが楽しそうにしてるのが自分の生きる意味かなと気づいた。
・自分を見つめ直して今後の人生をうまくデザインしたい。目標を共有できる仲間が欲しいと思った。
【まとめ】
考えがない人は基本的にはいないので、まずは自覚すること。
自分の考えを自覚すると、人の考えも尊重できるようになる。
大きく何が大事を自覚すると本質を掴みやすいので、まず全体観として捉えてほしい。
また、みんなが分かる言葉でありながらも、いかに自分らしく表現するかが大事。
一方で、言葉だけにとらわれないことも大事で、どこまで広い視野を持てるか。
プロセスを理解することも大事で、プロセスを経て自分が導き出した答えを持つという経験がいろんなところで活きてくる。
■アンケート
デザスクでは事前事後のアンケートを行なっております。
今回書いてもらったものを一部紹介させていただきます。(画像参照)

■次回以降のデザスク
①11月6日(木)18: 30~20:30 「サステナブルな事業って何か?in Cue」
https://peatix.com/event/4601146
②11月17日(月)19:00~21:00 「サステナブルな事業を考えよう」
