株式会社RW

News

【プレスリリース】地域の豊かな未来のために「デザイン」は大きな力になる 地域とデザインの関係を考えるきっかけづくり。出版記念トークイベント開催。

2022.03.15プレスリリース

地域の豊かな未来のために「デザイン」は大きな力になる
地域とデザインの関係を考えるきっかけづくり。出版記念トークイベント開催。

「地場産業を未来につなげ、豊かな文化を残す」を掲げる株式会社RW(本社:愛知県名古屋市)代表取締役:稲波 伸行は、書籍「おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる 地域×デザインの実践(出版社 ‏ : ‎ 学芸出版社)」に自身の活動を執筆。 2022年3月20日(日)に発刊されます。つきましては、6月19日(日)に出版記念トークイベントを行います。「地域に豊かな文化を残すために必要なデザイン」が広がっていくよう、当社の知見などを共有し、議論を深める場を目指します。

■背景:日本の文化が急速に減っている
 伝統産業従事者は、1979年の28.8万人から2018年には6.2万人に減少しています*1。一貫して減少傾向は続いています。伝統産業の減少と同じくして、地域に息づくさまざまな営みや文化も担い手不足や時代の変化の対応がうまく出来ず失われるスピードは上がっていると仕事をするなかでも感じています。
 ちょっとした工夫ができれば残せたものが残らずに失われる。こういった現実、未来を変える必要があり、そこにデザインの力が貢献できると考えています。
*1一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会 「現在の伝産業界の情勢」より

■目指すこと:地域の顔をしたデザイン会社が、豊かな未来を紡ぐ
 デザイナーが希少だった昔は、都会のデザイナーが縁のない地方に赴き、縦横無尽に暴れ回り、売れない商品の山を築いて無責任に去っていった時代があります。そういった経緯もあり、地域では「デザイン」の力が誤解され、毛嫌いされる流れが生まれてしまいました。しかしデザインは「地域」が豊かに残っていくために必要なものだと確信しています。当社は「地域の豊かさが残る」デザインの在り方に向き合い続けてきました。

 縁のない誰かが関わるのではなく、同じ運命を共にする仲間として、愛あるサポートをしていくこと。時には厳しく、時には優しく、地域の事業者に寄り添い、それぞれが当事者となり、未来の町の姿を描いていくそういうデザイン会社が地域に生まれていくことが、地域の豊かな未来につながると考えています。こういった想いで今回の書籍の執筆に至りました。

■出版詳細:
「おもしろい地域には、おもしろいデザイナーがいる 地域×デザインの実践」
出版社 ‏ : ‎ 学芸出版社 発売日 ‏ : ‎ 2022/3/20
【編著】新山直広・坂本大祐
【著】小林 新也・迫 一成・古庄 悠泰・稲波 伸行・福田 まや・吉田 勝信・佐藤 哲也・長谷川 和俊・羽田 純・吉野 敏充・佐藤 かつあき・今尾 真也・小板橋 基希・安田 陽子・土屋 誠・堀内 康広・タケムラ ナオヤ・森脇 碌・中西 拓郎
https://book.gakugei-pub.co.jp/gakugei-book/9784761528102/
今回は、株式会社こものデザイン研究所所属として執筆していますが、地域の顔をしたデザイン会社が全国に増えてほしいという想いから当社からリリースを配信しています。

■出版トーク記念イベント詳細:
「おもしろい地域をつくる。地域の未来とデザインの関係」
開催日時:2022年6月19日(日) 13:00〜
開催場所:かもしかビレッジ(三重県三重郡菰野町川北200-2)
トークゲスト:坂本大祐氏、新山直広氏、中井希衣子氏、今尾 真也氏、稲波 伸行

■今後の展開
5月、6月に名古屋でも出版トークイベント開催予定です。また4月には「地域に豊かな文化を残すために必要なデザイン」を伝えていく場として、イナバデザインスクールを開校します。

■デザイン事象例:1000年続く日本食「海苔」をこれからの未来にも。新ブランド「のりもも」
 若い世代が「海苔」に触れ、興味を持つ機会づくりを狙った「いままでにない“のり体験を”」をコンセプトに開発した「のりふりふりシリーズ」がお土産商品として人気を集めています。大量消費大量生産の効率化で失われた「モノ・コト」が生まれる背景や想いを紡ぎ、可視化させることで、生活者がその魅力を更に深く感じ取り、消費されないブランドづくりをデザインを通じて行っています。2月4日には当社主催で、海苔についての現状を知ってもらうイベントも開催し、30名以上の方が参加し海や海苔の現状について理解を深め合いました。

「のりもも」について  https://www.norimomo.com/
創業59年 海苔の老舗 株式会社福井が新たに取り組むBtoC事業のブランド。ブランドミッションは、100年後も日本の海苔を 美味しく食べられるように「百年先にのりをつなげる」。海苔の魅力を伝え、現代人にとっての海苔の在り方を変え、海苔の奥深さを感じ、楽しむ人を増やす活動も行っています。このコンセプトづくりから、デザインまでを当社で行っています。

■株式会社RWについて   代表取締役:稲波伸行  |  本社所在地:名古屋市中区2-11-13長者町トランジットビル2A
 あらゆるデザイン資源を活用し、クライアントの求める姿をともに伴走し目指しています。大事なのは「デザインした先」をきちんと作れるかどうか。その先に、より良い社会づくり、地域づくり、モノづくり、仕組みづくりがあるという想いで取り組んでいます。 事業内容:ブランディング支援、デザイン制作

■稲波伸行プロフィール
地場産業を未来につなげ、豊かな文化を残す 株式会社RW   代表取締役
”愛でマチを変える” 株式会社こものデザイン研究所 取締役(本社:三重県菰野町)
岡崎ビジネスサポートセンター デザインアドバイザー  / 名古屋芸術大学 非常勤講師

1975年三重県菰野町生まれ。名古屋芸術大学美術学部デザイン科卒業。
 大学時代の生死をさまよう経験からデザインにのめり込む。イギリスでの交換留学を経て、課題解決に向き合う真摯さだけでなく、人をワクワクさせる楽しさの両輪がデザインに必要であると学ぶ。大学卒業後、フリーランスとして独立。デザイナーとして活動するだけでなく、流通会社の立ち上げや、地域コミュニティをつくるNPOの立ち上げにも参画。「意匠や形」といった狭義のデザインだけでなく、課題解決としての広義のデザインの実践を追求し続ける。まちづくりに関わる経験から、地域の魅力に惹かれ始め、現在は、日本の地域に根づいてきた文化をこれからの時代にも紡いでいくための「広義のデザイン」に取り組んでいる。
 2008年RW創業。2012年より株式会社RWとして法人化。企業や事業の価値の再定義に伴走し、ミッション、ビジョンの構築や、新規事業の立ち上げ、事業の運用までサポートしている。

 

Facebook

Contact Us

プライバシーポリシーはこちら>> 
※必ずお読み下さい


    確認画面は出ませんので、送信前にもう一度内容をお確かめください。*は必須項目です。

    株式会社RW|460-0003 名古屋市中区錦2-11-13 2A|Tel. 052-212-7430 / Fax.052-212-7431
    ページトップ